カルロと暮らした日々

14歳で旅立った家族カルロのことをぼちぼちと。

エンバーミング


母の体はエンバーミングと言う処置をして頂きました。血液を抜いて特殊な薬剤を注入するらしいのですが、このエンバーミングのおかげで
以前のようにドライアイスを使わなくて済むようになったそうですね。
重たいドライアイスを亡くなった方の体にのせるのはやっぱり抵抗あると葬儀社の方も仰ってましたし、氷が当たってる部分がどうしても
真っ白になってしまうそうですね。
母の祖父母の時はドライアイスだったので、ずいぶんと変わったものなんだなぁ…なんて思ってしまいました。
髪も洗って、体も洗って頂いてきれいにお化粧して頂いた母を見た時は本当に辛かったです。
顔色も血色がよくてまるで寝ているようなんです。
でも手や顔に触れるとやっぱり冷たいんです…亡くなってしまったんだなって思い悲しかったし、その時に初めて私も弟も泣きましたね。
それまでは母の体は検死で警察に安置されてましたし、検死が終わってからはエンバーミング処置をするために葬儀社の本社に搬送されましたから
母を見たのは20日以来だったんです。だから母が亡くなったと言う実感がなかなかわかなかったんですが、棺の中の母を見て初めて実感しました。
もういないんだ…話しも出来ないんだ…と。
エンバーミングは優れた技術ですが、遺族からすればあまりに生前と同じ姿なので辛いですね。


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