カルロと暮らした日々

14歳で旅立った家族カルロのことをぼちぼちと。

ブラック・ジャック・Karte36:岬の家は未完成(原題:やり残しの家)

帰宅したB・Jは大量の不動産屋のチラシやパンフレットを発見。ピノコの仕業と気付いたB・Jは、引越しも建て直しもリフォームもしないと伝えるが、ピノコは新しい家に住みたいと泣き出す。家が古いため、掃除をしてもきれいにならないからだ。怒ったピノコは書斎の天井についた手形や脱衣所の貼りかけのタイルなどに文句をつける。B・Jは建て直したくないのには理由があると明かし、この家を見つけた10年前の出来事を回想する…。

10年前、B・Jはオンボロだが基礎は石づくりでしっかりした現在の自宅の購入を決め、不動産屋と改築の相談をしていると、丑五郎という男が現れる。丑五郎は50年前にこの家を建てた大工で、改築は任せて欲しいとしつこく頼み込む。B・Jは渋々納得し、あくる日から作業が始まる。丑五郎は腕が良く、弟子をシゴキながらも手際良く仕事を進めていく。

だが、作業中に丑五郎は倒れてしまい、B・Jが仮設医務室で診察。丑五郎が帰った後、B・Jが彼の血液を調べると白血病と判明する。翌日、弟子が逃げ出したため、1人で現れた丑五郎に、B・Jは白血病と告げ、作業を中止して入院するように忠告。すると丑五郎はB・Jの家に入院しながら改築を進めると言う。この家は生涯の最高傑作と語る丑五郎の熱意に負け、B・Jは無理な作業をしない事を条件に彼を入院患者1号として受け入れる。

作業中、丑五郎は天井に残る手形についてB・Jに説明。建てた家には記念に手形をつけているという。点滴、輸血を受けながら必死に作業を行う丑五郎だったが、病状は進行して体力は限界に近づいてくる。B・Jは大きな病院で治療を受けるべきだと必死に説得。ようやく、丑五郎は生きて最高の仕事を続けたいとB・Jの意見を聞き入れる。そして、丑五郎はいつかやり残した部分をちゃんと仕上げるとB・Jに約束して大きな病院へ出発する…。


感想。


「岬の家は未完成」原題は「やり残しの家」原題の方が趣があって良いのにな。それになんでこうも「岬の家」ってのにアニメはこだわるのか?
あのかっちょ悪いナレーションでも「岬に住まう〜」とか言ってるし(笑)
岬に医者が住んでると珍しいのか?いや、珍しくないだろう。
ま、それはさておいて概ね原作通りでしたね。
無かったことにされたのは白血病に発病した原因が広島の原爆と言うのと先生が大学を出たばかりで腕がまだ未熟だから治せないってだけでした。
後者はアニメBJがどうしても先生をスーパードクターとして書きたいので(笑)仕方無いにしても広島の原爆が原因と言うのは別にやってもよかったんじゃないかなって思うけど、それもダメなんですかね……厳しいのう。
ま、その辺りの改変を抜きにしても今回は良かったと思います。
原作でも好きな話しだったので、妙なことされなくて良かった(笑)
(どこかのブログでも書かれてましたが、最後シャチの時のように病気の治った頭が出てきたらどうしようかと思いましたよ/苦笑)
しかし、先週まであの家、そんなにボロっちく描かれて無かったのに今日はとってつけたようにボロっちく描かれてたのが笑えた。
だって屋根はボロボロ、床は抜けそうと少しやりすぎ。
思わず「やりすぎの家」と呟いてしまった(笑)
あれじゃピノコの部屋も相当酷いもんだろうな。
そう言えばピノコの作った料理、あれすごすぎないか?
出汁巻き卵なんかもあったみたいだし。
もしかしてあれは奇跡の腕の回の時に無駄に卵使って、焼きまくった賜か?(笑)
ただ、概ね原作通りでしたけど頭を病院に入院させるまでのプロセスが違うように感じた。
原作だと学校を出たばかりの先生に白血病を治療するだけの技術が無いので無念の思いで入院を勧める、けどアニメだと家が完成してしまうと頭が生き甲斐を失ってしまうから入院させたと言うことで意味合いが違っているように思えた。
オチは改変してないのにだいぶ印象が違って見えたのは私…だけだろうな(笑)

それはそうと映画のCMも流してましたな。
キリコの中の人は若本規夫さんですか。
もう先生とキリコの声聞きたさに映画行くな、自分(笑)

来週はサッカーでお休み…の告知のスーパーでかすぎ。
良いシーンであんなにでっかく入れんなよ!!空気嫁よみうりテレビ