カルロと暮らした日々

14歳で旅立った家族カルロのことをぼちぼちと。

別れの言葉も交わさず


母は虚血性心不全と言うもので亡くなりました。入浴中に心筋梗塞を起こしたのが原因らしいのです。
もっと詳しく死因を知りたかったら大塚にある警察病院で司法解剖になると言われました。
でも結果が出るのが40日くらいかかると言われたのともうこれ以上母の体に傷をつけてほしくなかったので
そちらはお断りしました。
死因が詳しく分かったところで母が生きて帰ってくるわけないのですからなるべく母の体に負担を掛けたくなかったんです。
入浴中の突然死ですからね、別れの言葉も交わさずじまいです。
最期の会話は「そろそろお風呂入ってくるね」「うん。寒いから気をつけて入ってね」でした。
長患いして入院でもしていればちゃんと別れの言葉も場合によっては交わせたのかもしれないのですが、何しろ突然死です。
今まで育ててくれたお礼やら謝りたかったことやたくさんありました。
勿論、母の方も私や弟に伝えたい事があったのでしょう。
お互い、最期の会話と言うのが出来なかったのが後悔ですね。
私や弟が母に伝えたいことがあるのですから、母もあったはずなんでしょう。
本当にそれだけが残念でなりません。
でも最近になって母が生前言ってた「逝く時はぽっくり行きたいよ。自分が誰なんだかわかんないほどボケちゃったり面倒かけたりする
のだけは嫌だからね」と言う言葉どおりの旅立ちだったと少しだけ思えるようになってきました。
母はとにかく人に迷惑かけるの嫌がりましたからね。だから病院もなるべく行かなかったし、自分で出来ることはさっさとやっていたし。
救急隊呼んじゃったりして騒ぎになったのは母の本位じゃなかったかもしれないけど、総じて母らしい最期だと思いました。
今頃はもう三途の川まで辿り着いてる頃でしょうから、亡くなった兄や私から見たら祖父母、それにカルロにも会ってるかもしれないですね。

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