カルロと暮らした日々

14歳で旅立った家族カルロのことをぼちぼちと。

ブラック・ジャック Karte:11 シャチの贈りもの(原題:シャチの詩)

ピノコがラルゴにエサをあげるため、名前を呼ぶとラルゴは海側の岩場から這い上がってくる。ラルゴの口から落ちた物をピノコが拾い上げるとそれは真珠だった。ピノコは真珠を持って書斎でカルテの整理をするB・Jのところへ。真珠を見たB・Jは表情を変えて裏庭へ向かう。B・Jはそのまま岩場へと降りていき、ラルゴ、ピノコもついて行く。

B・Jたちが岩場に降り、自然が造った小さな洞窟から反対側へ抜けると美しい入り江に到着する。突然ラルゴは海へ潜り、再び真珠を咥えてくる。太陽に雲がかかり、辺りが暗くなると、入り江の海の底にあるたくさんの真珠が輝き出す。B・Jはこの海の底にあるものは5年前に別れた友人の物だとピノコに説明。B・Jは当時の出来事を話し始める…。

5年前、B・Jはこの南の岬に診療所を建てるが、法外な治療費を請求するという噂から誰も近寄るものはいなかった。ある日、B・Jは入り江に打ち上げられた傷だらけのシャチを発見。B・Jは診療所の最初の患者としてシャチの治療を行う。2、3日経ち、B・Jが入り江に行くと、シャチは真珠を口に咥えてくる。治療のお礼と気づいたB・Jは笑顔でシャチを見つめる。その日以来、B・Jとシャチの交際が始まった…。

B・Jは漁港にいる猟師の1人、鯨岡からクズ魚を貰うようになる。シャチにあげるためだ。B・Jは何度もケガをするこのシャチに「トリトン」と名付けてカルテを作成。トリトンは10日に1回のペースでケガをするため、カルテはみるみると増えていく。ある朝、クズ魚を貰ったB・Jが漁港を去ると、鯨岡が仲間とシャチ退治の話を始める…。


感想。


あちゃー…ここまで原作を改変(改悪?どっちかと言うと)されちゃうとオチを変えられても仕方ないかなぁって思ってしまった。
火の鳥伝説」の時も思ったけど人間でも動物でも「死なない」と言うコンセプトでやってるならもうそれは「手塚治虫原作・ブラック・ジャック」じゃないと思うけどな…。
それは置いておいて、ここまで変えられてしまうともう良いかなって受け入れるしか無いような気がする……ってやっぱダメ!!シャチ死なないんじゃラストのピノコの台詞も生きないし、先生の孤独感も実感わかないよな……。
原作の良さが全く伝わらない…はぁ……。
百歩譲ってこのシナリオで行くならラストでトリトンを出さない方が良かった。
どこかで生きてるかもしれない…と言うラストならまだ許せたような気がする。
それでもアレなんだけど(^^;)
文句ばっか言っていても仕方ないので萌えを探せば…先生の海パン姿か?(笑)
ありゃ反則だろ(笑)